もう帰ろう…無理だこの国

他所の国に住むというのは、その国の風習や文化に合わせなくてはいけない。

自分にそう言い聞かせて、何を言われても一度深呼吸をして、落ち着いてから、自分は余所者なのだからと言い聞かせ、納得させてきた。

初対面で、「日本?アダルトビデオが一番有名。ソラアオイ、ミヤビ、イクイク!」とかいきなり言われても、ああタイはセックス産業に寛容で、売春婦が多いからこの手の話は失礼じゃないんだと納得し、

ミニバスに乗ろうと料金を聞けば、倍の値段だったとしても、「この国は貧乏だから外国人は多めに払わなくてはいけないんだ。」と納得し、

「タイには沢山料理があるけど、日本にはラーメンと寿司と天ぷらしか無い。」とか無教養な事を言われても、「文盲だからインターネットで調べることもできないかわいそうな人なんだ。」と納得し、

ミスをした時は、まず逃げる事を考えるかくれんぼ好きという陽気な人達が多くいて、なんてエキサイティングな国だろうと自分を納得させてきた。

一生懸命自分はマイノリティなのだから我慢しなくてはいけないと。

以前、「タイ生活三年限界説」について書いた時、自分はちょうど三年だけど、この調子ならなんとかいけるかもしれないと感じていたが、長年タイに住んでいる人に、「それは突然来るよ、突然ね。」と言われていた。

何が突然くるのかちょっと意味が分からなかったが、今日その意味がわかった。

日本人ってちょっと特殊な民族で、多くを言わなくても分かるじゃないですか?

察するという事を重要視する民族ですが、タイでは一から十までハッキリ言わないと通じることはありえない。

今日、買い物袋が有料のお店に行って会計の時、「買い物袋はあるか?」と聞かれ、「持っていない」と答えた。

日本人の店員だったらどう考えるか?

買った物の量を見て、買い物袋が必要じゃないかと考え、必要か聞くはず。

まあ聞かないよね、なぜなら言われてないから。

言われてないからやりません。って、おまえらゆとり世代かと。

それで、袋をくださいと言うと、舌打ちされましたからね、舌打ち。

それでも、へらへらしながら自分を抑えて帰路に着いたんですよ、深呼吸しまくりながら、落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせながら。

いつものように落ち着きを取り戻し、ロータスに行ったのですが、そこで103THBの買い物をし、1005THBを渡して、お釣りは2THB。

いやいや、1000バーツ渡したでしょ?とにこやかに、相手のミスを他に知られないように静かに伝えると、あーとか言いながら、900バーツをよこしてきました。

その時、それが突然来たのです。

普段だったら一度深呼吸をしたら収まるものが、どうにもこうにも収まらない。

あーじゃねーだろ!?

この国にはすみませんって言葉が無いこと位はわかってる。

この三年間で、すみませんって単語を聞いたのは、三回だけだ。

三年で三回だけ。

正月でも年に三回もあるのに、年に一回しか謝罪の言葉を聞けないなんて、どんだけレアな言葉だよ?

謝罪の言葉と結婚記念日は年に一度だけって決まりでもあんのか?

まあしかたないわ、謝罪したら親が殺される制度があるんだろう?

ブッダも国王も、タイ国民は絶対に謝ってはいけないと教えているんだろうから、それを頑なに守っている忠実な国民なんだろう。

なんて素晴らしい国!

自分の中で何かが炸裂し始めた。

100歩も1000歩も引いて考えてきたけど、何でそこまでする必要があるんだろうと。

何が微笑みの国だよ。無愛想で無表情な土偶みたいな顔しかしていないじゃないか?

微笑みが欲しければチップを払わなくてはいけないという文化だからしょうがないのかもしれないが、嘘のキャッチコピーをいいかげん外せ!

物を売りやすくするために間違った日本語をパッケージに表記しやがって、どうしても使いたかったら、縦書の時は「ー」じゃねー、「|」だ、ぼんくら!

何がジャイアンだ?剛田さんときちんと呼べ!馴れ馴れしい。

もう全てが、ムカつきの対象になってしまい、もうどうすることも出来ない。

恐らく、小さなストレスをその都度消化しているつもりでいたけど、実際には確実に心の底に蓄積していたのだろう。

それが、今日突然爆発してしまった。

この事を、以前知り合った会社経営をしているタイ人の友人に電話をかけ、もうこの国から出ると話をすると、

「今から行って話を聞くからちょっと待って。」

って、あんたここから1000kmも離れてるのにどうやってくるんだってw

運転手がいるから大丈夫じゃないだろってw

どんだけ良い奴なんだよw

タイが心底嫌いにならなかったのは彼のおかげだけど、残念ながらちょっともう住み続けるのは無理だわw

別にこの国が好きで来た訳じゃないし、物価が安いから来ただけだし、日本の買春じーさんみたいにタイさいこーとか思って無いから、どうしてもいなくてはいけない理由なんて無い。全く後ろ髪が引かれないからどうでも良いわw