タイ人のこの言葉を信じてはいけない
沖縄出身者は「いいかげんだ。」とよく言われるのですが、まあ否定はできません。
沖縄タイムという時間にルーズな事を正当化する為の言葉もあるし、沖縄タイムスといういい加減な事しか書かない新聞もある位です。
時間を守らないのが正当化されているため、待ち合わせ時間が家を出発する時間だと勝手に思い込んでいる人も多くいて、本土出身者は非常にイライラするらしいのです。
「なんでそんな事でワジワジー(イライラ)するかねー。」
とか平気で言っちゃうんですが、タイに来て初めて本土出身者の気持ちがわかる様になりました。
よく、私はタイと沖縄は人間性が似ていると言っていたのですが、実際には沖縄以上、はっきり言って、約束に遅れるとかそいういうレベルではなく、約束を守らないのが普通とでも言っても良い社会がそこにはあります。
その中で、今まで高確率で守られなかった約束をご紹介しましょう、それは
「後で電話します。」
これです、これっ!
間違いなくかかってきませんから。
バイク屋の場合
街乗りバイクが欲しいなと思い、ネットで調べていた所、スーパーカブの専門店を見つけ、そこに在庫があるか電話をしました。
電話に出たタイ人は、
「ちょっと見てみないと分からないから、手を洗ってから電話をかけ直します。」
そう言って、30分。
手を洗うのも、在庫を見るのも3分もあればできるのに、かかってきません。
業を煮やして、電話をかけると、「無い。」この一言です。
つまり、どうせ売ることができないから、わざわざコールバックをするのは面倒だし、意味が無いと思っているのでしょう。
バイク屋の場合②
中古のバイクを購入し、名義変更の為に前オーナーの書類が必要という事で、1週間程時間がほしいと言われました。
タイ人がやることだからどうせ無理だろと思いながらも、1週間後に出向くと、
「まだできてないんだよ、今やっているから用意ができたらすぐに電話をするね。」
と言ってきます。
ご想像の通り、電話はかかって来ず、2週間後に出向くと
「お、やっと来たな、とっくにできているぞ。」
だとかぬかしやがるんです。
わりと鮮明に殺意が芽生えたことを覚えています。
パソコン修理店の場合
パソコンのマザーボードがおかしくなり、修理をしてもらおうとローカルの修理店に持ち込むと、
「3日間時間をくれれば、直せるよ。できたら電話するね。」
それから1週間経っても全く連絡は来ませんでした。
そこで、その店に出向くと…
「パソコンの蓋が開けれなかった。」
修理どころか、パソコン内部を見ることも出来なかったという訳ですw
それならその日のうちに電話できるだろうと。本気でアタマが悪いのか心配してしまいます。
アパートの場合
目星のアパートが見つかった時、その管理人に
「10日に一人契約が切れるから、その時に一部屋開くかもしれない。その日に分かるから電話をしていいか?」
と聞いてきます。
もうここまで来ると、絶対かけてこないだろうと、薄々分かっていますので、
「その人が延長しても電話をくれるの?それまで待っているけど、本当に電話をくれる?」
と念を押すと、
「もちろん!絶対に電話をかけるから絶対に取ってね!」
この結末は誰でも分かっていると思いますが、かかってきませんでした。
約束は守らなくても良い!
私は、タイをいろいろ旅をしているのですが、その土地を離れる時になると、必ず
「電話番号を教えて。次のとこに着いたら電話してね。」
と言われます。
律儀にその別の土地に着いた時に電話をかけると
「どうしたの?何かあった?」
とこうですよ。
お前がかけろって言ったんだろって、心の中でシャウトするのです。
「電話して。」「電話する。」
タイでは何の意味も持たない言葉だと理解出来ました。