タイ生活3年限解説を考える

2016年1月18日

タイに住み始めてちょうど3年が経ったという事で、タイに住む日本人がよく言う「タイでの生活は3年が限界。」という説を考えてみました。

私は沖縄出身で、本土から多くの移住目的の人が集まる場所に住んでいるのですが、実際沖縄でも同じように3年限解説があって、「一生沖縄に住むつもりで来ました。」とかいう移住者は信用されない傾向にあります。

多くの人は沖縄に多くの夢を見て来るのですが、生活するのは非常に難しいという事を知り、帰っていくからです。

タイに住もうと考える人も多くは同じでしょう。

 

毎日タイ料理は無理

タイが好きで観光で来ていた時は、タイ料理が美味しく、これなら毎日食べても大丈夫という感覚を持っている人がいるのではないでしょうか?

実際、私がそうでした。

せっかくタイに来ているのだからタイ料理を食べないと損とでも言わんばかりに滞在中はタイ料理ばかり食べていたのです。

何を食べても美味しく、沢山の料理の種類があるため、食に関しては問題ないと考えていました。

しかし、タイで生活すると決め、住み始めた途端にタイ料理が受け付けなくなりました。

旅行中の食事と日常の食事は違うという事がダイレクトに理解でき、今では何とか食べていますが、できることなら食べたくないというのが本音です。

 

美味しいお店の見つけ方は嘘

タイ情報を掲載しているサイトや書籍を見ると、こぞって「美味しいタイ料理のお店を見つけるには、人が入っているかどうかを見る。」というものがあります。

美味しいお店を見つける指針にはなるのでしょうが、私はこれをあまり信用していません。

観光で来た時にはこの方法で良いとは思うのですが、生活をする上では毎日食べなくてはいけないのです。

タイ人の安いお店に行くと、信じられないくらい態度の悪い店があります。

まるで豚に餌を与えている様な接客態度をとったり、あからさまに無視をしてきたりという店です。

こういう小さなストレスは本当に生活に影響しますので、私は美味しいかどうかよりも、態度が良いか悪いかでお店を見つけます。

バンコクで鬱になってしまう人の多くは、こういう小さなストレスを蓄積したのが原因では無いかと考えます。

 

庶民が使う店は総じて接客態度が最悪

観光の時は、物価の安さからお金をいくらでも使えるのですが、生活が始まるとどうしてもレベルを下げざるを得ません。

タイ人の庶民が行く店を必然的に利用しないといけないのですが、この手の店は非常に態度が悪い所が多く、うんざりしてくる事はしばしばです。

「そんなの日本にもある。」

と私も当初は思っていたのですが、それをはるかに上回る対応をされる事がよく有ります。

日本のサービスレベルがなぜ世界のトップレベルなのかと言えば、こういう庶民が利用する店でも日本人が考える普通、世界の人が考えるハイレベルの接客対応を受けられるからです。

こっちの普通になれなければと考え、自分のレベルを1段落とす事は誰もがしていたり、しなければと考えているとは思いますが、はっきりいって1段程度落としただけでは間に合いません。

恐らく3段くらい自分のレベルを落とさないと間に合わないと言えるでしょう。

まともなサービスを受けたいのであれば、それなりの料金のお店に行くしか無いのです。

 

タイ人は皆親日的の嘘

よくタイ人は日本に対して好意的で、非常に親日的と言われていますが、私はそうは思いません。

確かに日本をよく知っていて、日本に興味がある人はいますが、彼らのほとんどは高い教育を受けた人達です。

親日国タイの反応

この様な翻訳まとめブログがありますが、ここで発言している人達は比較的日本を知っていて、理解のある人だけです。

もちろんこのブログはそういう人達の言葉だけを抜粋しているのです。

これを見て「タイは親日」と無邪気に喜んでいる人を散見しますが、実際には辛辣に日本の悪口を書いているタイ人も多くいます。

ほとんどのタイ人は、日本がどこにあるのか分からない、日本と言えば、寿司・ラーメン・ドラえもんというレベルの人が大半です。

私が出会った人の中には、韓国は日本の都市だと思っている人がいました。

 

教育レベルが低い人達と会話することの憂鬱

タイは日本以上の格差社会で、金を持っている人と持っていない人の差は恐ろしい位にあります。

どうしてこんな事も分からないの?と思える場面が多々あるのです。

丁寧に筋道を立てて説明しても、理解できない人です。

以前、スクーターにガソリンを入れに小規模のGSに行った時、5L分の請求をされました。

しかし、私のバイクは3.7Lしかタンクの容量が無いのですから、おかしいと伝えると、

「でも、メーターは5Lになっているから。」

と答えるのです。

それならばと、図に書いて、3.7Lのコップに5Lの水を入れました。全部入りますか?と根絶丁寧に説明してあげても

「ア~、分かった。でも5L入っているから。」

と答えるのです。

頭にきて金を投げつけて帰りましたが、こういうレベルの人間が非常に多いというのも事実です。

日本でも、こういう知恵遅れレベルの人がいますが、そんな人と話をするのは非常にストレスが溜まるのは言うまでもありません。

 

タイ人はみんなバカなのか?

前述した事を読むと、タイ人はバカじゃないのかと考える人も多いと思いますが、私が言いたいのは日本以上に教育レベルの低い人が多いという意味です。

実際、きちんと学校に通っていた人は九九を学びません。

九九どころか12段✕12まで空で言えるので、その点だけを見ると日本以上と言えるでしょう。

タイも日本同様学歴社会ですので、進学率は高いのですが、それに漏れた人というのは非常に学力が劣っている場合が多いという事で、その差は非常に大きいもので、まともに小学校も行っていない人も中にはいて、簡単な読み書きや計算を寺で教わって終わりという人もいます。

私のような外こもり生活をしている様な人は、大抵その様な学力の低い人と付き合うことになるのですが、これが非常にストレスになるのです。

最近知り合ったタイ人社長は、とても教養が高い人なのですが、最近その人のパーティーに参加させていただきました。

集まる人は全て所謂富裕層だったのですが、話題も豊富で、非常に高い教育を受けていると感じました。

この手の人達は、屋台で料理を食べる事は恥ずかしいと考えているらしく、低所得者層が行く所になぜ日本人の君が行くんだと不思議がられました。

日本人駐在員が屋台で食べている日本人を見てバカにしている気持ちが少し分かった気がします。

 

日本人は差別されないという嘘

日本のちょっとアレな人は、「日本人は外国に行っても、尊敬されていて差別されない。」と言っていますが、はっきり言ってあります。

特に、観光地などでは白人が最優先で東アジア人の日本人は後回しというケースはよく見られます。

バンコク・パタヤ・チェンマイ・プーケットに行きましたが、もれなく差別的な扱いを受けました。

あくまでも日本人と名乗る前の事ですので、恐らく中国人と間違われていたのだと思いますが、それは東アジア人を見下しているので、差別されている事に代わりは無いでしょう。

「中国人が差別されているのであって日本人は差別されない。」

とアレな人は言うかもしれませんが、人種差別をしている事自体がおかしいという点を理解できないのか皆目検討がつきません。

この様に、タイの階級社会は外国人旅行者にももれなく適応されているのです。

 

長く住めば笑顔の裏側が見えてくる

タイに住んでいれば必然的にタイ語を理解できるようになってきますが、それが実はストレスの大きな原因でもあります。

タイ語が理解できないと分かれば、相手も面倒なのか折れるという普段しない事をしますが、タイ語が理解できると分かると突然豹変し、無理難題を言ってくるのです。

私が、一番タイ語を覚えなければ良かったと思ったケースは

プーケットに旅行中、とあるゲストハウスに行ったのですが、生憎そこの主人は留守で、タイ人スタッフと話をすることにしました。

こういう時には面倒なので英語で話をすることにしているのですが、タイ人は「部屋はない。」と英語で答えてきました。

そのタイ人は私がタイ語を理解できないと思ったのか、他のスタッフにタイ語で

「たった1日泊まるだけで貸してたらシーツを変えるのが面倒、1週間じゃなきゃ貸さないよ。」

と言っていたので、

「今言ったこと全部分かるよ。それ〇〇(主人は知り合い)に言っておくね。」

とタイ語で伝え、二度と来ないと主人に電話連絡しておきました。

この様にタイ人が分からないだろうと外国人の前でタイ語でしゃべる時、けっこう聞かれては困ることを話しています。

それは分からない方がストレスになりませんが、なまじ理解できてしまうのでストレスになるのです。

一生懸命タイ語を覚えるのも良いですが、便利になる反面、ストレスも溜まるという事です。

 

本当のタイはバンコクには無い

海外脱出!タイ・バンコク移住生活外こもり実践編というサイトタイトルを付けているので、私はバンコク在住と思われているかもしれませんが、実は既に2年前にバンコクから離れ、とある地方に移り住み、現在は旅行をしながら点々と住居を変えて生活しています。

初めて来た時は、バンコクが便利だろうとそれだけの理由で選んだのですが、旅行中小さな町に行った時、バンコクでは全く経験しなかった、親切で笑顔を絶やさず、お節介なほど心配してくれる人達に出会い、これが本当のタイなんだと引越を決意しました。

日本人は全く住んでいない場所での生活ですが、彼らと出会い、本当の意味でリラックスした生活を送れる様になったのです。

例えば、バイクがパンクしてしまった時等は、通り過ぎる車が止まってくれ、「大丈夫?バイク屋を呼んであげるよ。」とわざわざバイク屋を呼んで修理してくれたり、ガス欠になった時にはバイクに乗ったおじさんがガソリンスタンドまで押してくれたという経験は何度も有ります。

沖縄の田舎の様な人情を持った人がここにはいました。

 

タイ生活3年限解説を乗り越えるために必要な事は、美味しいお店を見つけることでもなく、安いお店に通うことでも無く、いかにお金を節約するという事でも無いと思うのです。

ストレスの溜まらないタイ人と付き合い、ストレスの溜まらない場所に住み、ストレスの溜まらない生活をする事が長続きするのでは無いでしょうか?

まあ、明日この考えは変わっているかもしれません。

だってここはタイだもん。

2016年1月18日タイ人, タイ生活, 外こもり