日本人は英語が話せる(タイ基準)
最近ドンムアン空港の入国審査の列に、大学生の女がアルバイトで入国カードの書き方について案内をしています。
その女と少し話していると、「どうして日本人は英語がしゃべれないの?」と聞いてきます。
英語をちょっとかじったタイ人はクソ生意気にこういう事を聞いてくるのは一般的で、自分みたいに少し英語が喋れる日本人にはこう聞いてくるのです。
でもね、私はこんな事を他国の人に聞いたことはありません。
それは礼儀であったり、聞かなくて良いことをわざわざ聞かないのであったり、そもそもそんな事に興味が無いのです。
そこで、このクソ生意気な女に、「その前にタイ人は何%の人が英語を喋れるの?」と逆質問すると、
30パーセントと答えるじゃないですか?
タイに来たことがある人はわかると思いますが、タイ人で英語がちょっとでも使えるとなんかほっとしませんか?
でも、そんな人に会うことは滅多に無く、簡単な英語すら理解できない人ばかりで、どこから30パーセントなんて数字が出てくるのか皆目見当がつきません。
「はぁ?30パーセント?良くて0.1パーセントじゃない?そんな人間に会ったこと無いし、君も英語をまともにしゃべれてないよ。」
とにやにやしながら言ってやると、気まずい顔をして立ち去っていきました。ざまあ、クソタイ人。
ちょっと英語が使えると調子に乗るというのはタイ人に多く見られる特徴なのですが、以前チェンマイでも同じような事がありました。
宿泊した旧市街の糞ゲストハウス、Same Same Guest Houseで、電気の配線工事のために部屋を変わってくれと女店主が言ってきたので、理由を聞くと
「burning、burning」
と連呼してきますが、もちろん何も燃えていません。
意味はニュアンスで分かったのですが、このクソ女店主が、英語で「日本人は英語が分からないから」と小声で言ったのを聞いて超絶カチンときて
「burnの意味分かってる?ingをつけることの意味分かってる?どこが燃えてんだよ?あ?あんたの英語がひどいからわからないのに、他人のせいにするなよ。」
と優しくお教えしときました。ほんと殺したかったw
まあ、これタイ人の特徴で、動詞は全部ingを付けたがるのです。
無茶苦茶ひどい英語でも、こういうバカは英語が喋れると言って来るので、ほんと困ってしまいます。
自称英会話話者のタイ人が使う英語は、
- 基本的にDoやDoesなどは使わず語尾を上げて疑問形にする
例)You like Thai? - 過去形は一切使わない、むしろ知らない
例)I go to 〇〇 Yesterday. - up to youといいたがる。
これは大抵おばさんが使いたがるのですが、元売春婦とすぐわかります。 - タイ語では現在完了形を使う頻度が高いのに英語では一切haveとか使わない。
これ以外にも沢山あるのですが、きりがないので止めときます。
さあ、これがタイ人の自称英語ができますよと言っている連中のレベルです。
どうでしょうか、私は日本人が必要以上に「英語が喋れる」という事のレベルを高くしすぎている様に感じます。
日本人で、まともに義務教育を終わらせた人であれば、タイ人が喋れると言っているレベルなんてクリアしているのです。
数年前に、一橋大学の卒業を控え、旅をしている学生に会いましたが、彼は一切英語で喋ろうとしませんでした。
聞かなくても、彼が持っている単語量と文章力は自称英語が話せるタイ人の数十倍以上の物を持っているはずなのですが、自分で勝手に「喋れない」とカテゴライズしているのです。
別に文章が間違っていても誰も指摘してきませんし、間違っていることが大前提の国で100パーセントの英語なんて誰も求めていないのです。
むしろ、日本人が勉強した超難解な英文で話すより、箇条書きの様な要点だけを話す方法の方がタイ人は分かりやすいです。英語圏の人間でも大抵その様に話していますので、とにかく適当に喋ってみましょう。
だって、日本人はタイ人基準で言えば、70パーセント以上がしゃべれるはずなのですから。
自称先進国のシンガポールも英語が喋れると言っていますが、彼らが喋っているのは彼らだけで通じる通称シングリッシュで、英語圏の人から見て喋れるレベルではありません。
英語なんかよりもっと重要なのはコミュニケーション能力で、つまらない会話ができる人よりも、身振り手振りを交えてたどたどしくも面白い人の方が良いに決まっています。
良い例が、タイに住み着いている爺さんです。
無限に続く暇な時間をタイ語取得に使い、タイ人売春婦にベラベラとお得意のつまらないタイ語で喋って、怪訝な顔をされているのを見ると、本当に必要なのは会話力であり、言語力では無いことが良くわかりますよね。