タイには物質的な価値観しか無い

タイに来る連中、とくにバックパッカー崩れとか、貧乏日本人は総じて、いくら安く買えたかという事だけに注視します。

安ければ安いほどよい、安く買えないことは悪であると言いたがるのですが、聞くたびに貧困って人間を曲げるなと考えてしまいます。

日本人は価格が一体何かという事が分かっていない人が多い事こそがクレーマーやお客様は神様とかわけの分からない事を言う人を産むのです。

例えば、同じ物を同じ価格で扱っている店があったとします。一つの店は非常に愛想よく対応してくれて、時間を取らせず、気持ちよく買い物ができます。

もう一つの店は、店員の態度が悪く、店を出るときにいつも不愉快になります。

さあ、日本人であればどちらにいきたいでしょうか。

奇特な人でなければ前者だと思いますが、それはなぜか、そこには「気持ちよく買い物ができる」という付加価値が付いているからです。

別の言い方をすれば、その付加価値分得をしているわけですから安く買えているわけです。

不愉快になるけど安いという店、どれ位安ければその店に行くでしょうか。

私は個人的に1000円で売られているものが、その店で500円で売られていても買いません。

全く同じものでも同じではないという価値観があるからです。

日本人であれば、こういう価値観を持っているはずで、だからこそ世界で唯一店員が安い給料でも態度が良いのです。

最近では貧乏人が増え、そういう価値観が薄れてきているように感じますが、それでもまだ東南アジアの店よりは数倍マシですね。

 

タイ人は日本人が何故怒っているか分からない

タイの店員は基本的に最低給料で働いていますので、何の使命感も責任感もありません。

時給分の仕事をすれば良いんでしょ、と日本人でも無能な連中が言いたがる言葉を吐きます。

どこの飲食店に行っても、仕事がまともにできている人間というのは極わずかで、基本的にタイ人は仕事ができません。

別に、おしゃべりをしながら仕事をしたって良いじゃないですか。仕事ができていれば。

だけど、タイ人は誰かと話をすると手を止めます。2つのことを同時にできないのです。

レストランに行っても、客をほったらかしにしている事がよくありますよね。周りを見るという事ができず、客が会計をしたくても、注文をしたくてもできないという事が本当によくあります。

一度、パタヤのラーメン屋に行った時、30分ぐらいほったらかしにされて、会計ができなかった時、いらいらしたんでしょう、態度に出たんだと思いますが、そのタイ人の言葉は

「おいしくなかった?」

客が怒る理由は味くらいしか思いつかないのです。

つまり、タイの店で提供されているものは料理だけで、それ以外のものには全く価値が無いと考えているのでしょう。

それなのに、毛唐の真似をしてチップボックスをレジの横においているのは苦笑する以外ありません。

タイに行った事が無い人に簡単に説明すると、日本で土方が接客業なんてできないじゃないですか?むしろ、そういう人たちは接客業なんてしませんし、やりません。

しかし、タイ人はそういう人でも接客業ができるのです。

「ありがとう」と言える店というのは観光客が集まるような場所であって、一般的な地域ではそんな言葉すら言わないのが普通です。

私がタイで店を選ぶ基準は「ありがとう」という店、これだけです。

うまいかまずいか、高いか安いかは問題ではないのです。

 

文化レベルが高い国民は古いものを大切にする

先進国と言われる国に行くと、必ず古いものに愛着を持つ文化がありますが、タイ人はわりとそいういう感覚がありません。

これは、金銭的な余裕がある人だけの特権と言えます。

クラシックカーを好きな人というのは欧米や日本に多くいます。たとえそれが壊れやすいものでも、それが「味」なんだという価値観です。

タイや東南アジアではどうでしょうか、そういう感覚を持っている人は殆どいません。

経済的な余裕がないというのが大きな理由でしょうが、それ以外にも、古いものに価値を見いだせないのです。

日本もそういう時期がありましたが、経済発展が安定期にはいってからは、古いものにも価値を見いだせるようになりました。

 

転売屋を追い返した話

乗っているバイクを買い換えるために、ネットの売買情報サイトに載せたのですが、今の日本人に分かるか疑問ですが、バイクとか車って、本当に好きな人は売る時に悲しい思いをしたり、いろんな思い出があるので売り辛かったりするじゃないですか。

次に乗る人がそのバイクや車をどうしても欲しくて、大切に乗ってくれる。そんな人に売りたいじゃないですか。

んで、10万バーツで出品して、多くの人が連絡を取ってきたのですが、ほとんど転売屋。

10万バーツでも格安で出品しているのに、難癖をつけて更に値切ろうとしてきます。彼らは転売目的でやっているだけで、別にバイクなんてどうでも良いのです。

まだ、10万バーツを持っていれば話はわかりますが、中には金を持っていないのに連絡をしてくるバカがいます。

こういうバカは、買うという話だけを付けておいて、自分で別の買い手を見つけるのです。

タイという後進国はこういう浅ましい連中が多くいてうんざりしてきます。

「じゃあ、売らない。」

これで話は終わりじゃないですか。

別に金がほしいから言っているわけではありません。金がほしいならもっと高く売れることを知っています。

そしたら、そいつが、

「OK、OK、じゃあ10万バーツで買うよ。」

とため息混じりに言ってきたので、

「OK、OK、20万バーツでもお前には売らない。」

と追い返しました。

希望金額で売れるのだから御の字じゃないかと周囲のタイ人は思ったようですが、気分の悪い人間に自分が大切にしてきたものを売りたくないじゃないですか。

こういう感覚がタイ人には無いのです。

タイ人の基準は「高く売れたら嬉しい」これしか無いのです。物に愛着を持つという感覚が無いのです。

日本人でよかったと感じることはタイに来てよくあるのですが、この日ほど日本に生まれ、日本人の感覚を持てたことが良かったと思えた日はありませんでした。